玩具修理者/小林泰三
- 作者: 小林泰三
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/04
- メディア: 文庫
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収録作は玩具修理者がホラーで酔歩する男がホラー+SFである、
玩具修理者はまさしくピトーの念能力だなーという感じで、普通に面白い。
しかしこの玩具修理者は死んだ人間でも平気で修理して蘇生させてしまうようだ(HUNTERのピトーの念能力は蘇生はできなかった)
玩具修理者は本の3割ぐらいで、残りの7割は酔歩する男という中編が収録されている、これがなかなかおもしろい。
5億年ボタンにスローターハウス5的なタイムトラベル要素を混ぜ込んだ感じといえばわかるだろうか、
シュタインズゲートの鈴羽ルートのループ場面ともちょっと似てるかもしれない。
ともかくSF的ホラーとしてよくできている、ただ脳の領域の一部を破壊した結果 時間漂流者になってしまったというのは
少し陳腐なアイデアだとも感じた、また話の発端となった手児奈が最後まで謎めいた存在だったのが残念だとも思った。
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