Self-Reference ENGINE/円城塔
床下からジグムント・フロイトがどんどん出てくる!!!!!
という短編があって、これに興味を引かれたから読んだ。
ハルヒでフロイト先生を知った俺としては、他のラノベやらアニメにはこういう知的なギャグが見受けられないように感じて寂しいのだがこの短編でジークムント・フロイト成分を10年分ぐらい補給したと思う。足りない分は本人の著書を読もう。
あとJapaneseという短編が面白かった、正直このオチにはやられたと感じている。
巨大知性体は神林長平の作品にしばしば出てくる人工知性体を円城塔なりに表現したものなのかなーと考えている、神林長平 トリビュートにも参加してるしね。
あと人外の怪盗とか時空を通り抜けるモリアーティ教授についてなど、細かいところで見るととても気に入っている与太話(大真面目に語るギャグ)が多い、Infinityとか普通に感動的だし与太話かつ多彩な話をデビュー作でやっていて何故虐殺器官と共々 第7回小松左京賞を落選したのか不思議でならない。(書きなおしてから出版したらしいが)
これはペンです。や良い夜を待っているも楽しく読めたが、Self-Reference ENGINEの方がユーモアに満ちていて良い。
Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 円城塔
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 文庫
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